=記事本文に お味噌と豆腐に関して、事実と違うことが含まれていたため、追記にて補足しております。=
朝6時に出発し、二本松ICに10時半、そこから1時間半走行して、南相馬に入りました。
途中、計画的避難区域の飯館村を通過しましたが、特に変わった感じは見られませんでした。
NPO法人あさがおさんは、南相馬市の中でもやや北の方に位置しています。
代表者の西みよ子さんに暖かく迎えていただきました。
あさがおの目的は、障がいを持ちながらも人として生きる権利があり、 社会復帰・社会参加に関する事業を行いながら 人間らしく生きる権利の確保に寄与すること。
具体的には、さまざまな作業を通じて社会に貢献し、自らの生活を自らで補うための自立心を育てることを重点において活動を行っているとのことでした。
スタッフのけいこさん。
作業場でのお手伝い
基盤づくりの作業を手伝わせていただきました。
こちらはぞうきんづくり
エゴマ(じゅうねん)
しばらく作業を体験させてもらい、リーダーの役目をする方は厳しく言うこともありましたが、その奥にはやさしさが読み取れる言い方で全員をなごませながら作業を進めており、たしかに作業ミスをすることもありますが、それでも品質を高めることが可能な組織になっていることがわかりました。
南相馬市から相馬市にかけての沿岸部
今回はあさがおさんのご好意で宿も提供いただきました。宿までの移動のついでに、沿岸部はまだ被害状況が残っているということで、南相馬市から相馬市にかけて車で同行してもらい、いろいろなお話をいただきました。
南相馬の沿岸部は干拓地であり、今回の地震や津波の影響で地盤沈下が起きたとのことでした。いったんこの状態になってしまうと、干拓や土台などを考えると、元の住める状態にはならないのではないかとおっしゃっていました。土地の性質上仕方ないとは言え、ただでさえ手の打ち様が無いのに原発の警戒区域にも近いという不安や、風評被害が絶えないと言います。それでも「国も困っている」と言い、自分たちにできることを模索しているあさがおさんは素晴らしい組織だと思います。
広大な荒れた土地を作ってしまった地震と津波に、もはやありえないとしか言いようの無い感情が出てきました。
雨や台風などのたびに水がたまり、水はけもよくないとのこと。
土嚢や重機を見かけると行政やボランティアが入って対処しようとしていると感じます。それらを見て少し安堵感があります。
味噌作り
また、あさがおでは、この土日月で味噌づくりを行っており、お手伝いさせていただくことができました。お手伝いの様子は後ほど。あさがおさんでは味噌作りの指導を受けて17年前から無農薬野菜である「青葉豆」をつかった味噌作りを行っているとのこと。今年味噌に使っている材料の青葉豆は、22年度に収穫した豆だそうです。23年度の豆は原発事故の影響で収穫できず、この味噌が最後になるとのことでした。いわば、今年生産分の味噌が最後の幻の味噌ということになります。ぜひとも青葉豆の生産農家を見つけるなどして、復活味噌を願いたいところです。(追記①)
焼肉
焼肉「丸長」さんにつれてってもらいました。
本当に頂き物ばかりで恐縮です。
お礼にバルーンアートをお渡ししました。
翌日
土曜日は雨でしたが、日曜日はすっかり晴れました。
朝食もごちそうになりました。
味噌作りの作業場へ行く途中に沼があり、そこで鴨と白鳥の大群に遭遇しました。
味噌作り開始です。
無農薬栽培した青葉豆と塩麹をつかった味噌です。
発酵済みのお米に塩麹(追記②)をさらに混ぜて、青葉豆を混ぜたらミンチにしたら味噌の素ができます。
翌日の作業用にお米を炊きます。
休憩~
トラックに記されていた、「テンプラ油で走行中です。」の表記。
てんぷら油をある機械に入れて100度で軽油を精製するのだそうです。
天気は良かったのですが前日によく見えなかった被害の広大さを再確認しました。
かもめが着いてきました。
水門
火力発電所
水が入ってしまった農地。
味噌は無事に運べました。
倉庫に味噌を貯蔵して寝かせます。
無農薬青葉豆の豆乳。豆腐は材料不足のため現在製造ストップだそうです。無農薬の青葉豆の生産農家があれば豆腐も復活できるかもしれないと思いました。(追記③)
麹の種 (追記④)
リーフパイ
油あげ
青ばた味噌
ひととおりお土産を購入させていただきました。
今回お世話になったあさがおさんには感謝しても言い足りません。
貴重な体験と、西さんの心境や今後を生きるために必要なことと、やりたいこと。
ビジネスとしての考え方など多岐にわたりお話いただきました。
FKPも今後の活動のヒントをいただいたような気がします。
マザーテレサのような西さんには今後も協力していくことを誓い、あさがおさんをあとにします。
南相馬市を出発し、飯館村を通過し、東京に戻りました。
追記
お味噌と豆腐に関して
記事中では聞いた話を思い出して書き込みをしたために事実と違う点があったことをお詫びいたします。
正しくは下記のとおりです。
①23年度に収穫予定の豆は原発の影響で見合わせていて、収穫できないかどうかはまだわからないそうです。
来年食品の放射線の測定機が届いてから検査をし、問題ないと判断すれば使用するかもしれないとのことです。 もし使用困難であれば他県から青葉大豆もしくは普通の大豆を購入して味噌作りをすることになる。でもその場合はコスト高で売り上げが下がってしまうとのこと。
②塩麹=>天然塩と麹 (確かにまぜたら混ぜて何日か発酵させたら同じなんですけど)
③お豆腐と豆乳も今も製造してます。22年度収穫の豆がまだある限り現在も製造販売してます。(しばらく大丈夫とのことでした) ご希望の方は宅配も対応可能です。
HP参照
http://www8.plala.or.jp/asagao/#goods
④ビニール袋に入った白いのは、麹の種でなく青葉豆からつくったおからです。
ちょっと分かりにくいのが、原発被害の前であればお豆は例年11月に収穫をし、その年とれた新米と一緒にみそを漬け込みます。
今年はこういった状況なので22年度収穫したお豆とお米で今年の味噌作りをしたそうです。 ちなみにこの日購入したお味噌は一年前の仕込んだ味噌で今年の一月ぐらいから 本格的に売り込みを始めます。
ちなみに味噌プロジェクトは2本立て。
1)24年1月からも味噌販売
2)25年1月出来上がる予定の味噌(こないだお手伝いした)を販売
以上