26日27日の土日を利用して、いわき市でのイベントに参加したのですが、宿泊場所として、いわき市遠野にある有機野菜農家の佐藤さんのお宅(離れ)にお邪魔しました。
お宅の離れと言っても、宿泊施設のようになっており、お風呂は3人くらいは入れそうだし、トイレはいくつかあるし、廊下も長くて迷う人続出でした。
囲炉裏のある部屋は天井が高く、純和風で見た目もさわり心地も日本人にやさしい作りになっていました。
到着するなり星空が満天で、わたし個人的には視力が悪くめがねをかけているのですが、東京ではほとんど星が見えないです。ところが、これほどの数の星があるのかというくらい感動しました。しばらく星を見てしまいました。
正直、移住を考えてもいいほどの星空に心打たれました。
写真でお見せできないのが残念です。
宿主にごあいさつをいただき、さっそく囲炉裏を囲んで鍋をいただきます。
中島まきさんお手製のキムチ鍋とみそ鍋をいただきました。
この日、別行動を取ったメンバと宿で合流したため、お互いの活動を報告し合います。
前記事のイベント活動と別行動を取った班は、川内村の商工会長さんのところへ訪問したのでした。
今後の活動場所としての展開も期待されるため、みんなで何ができるかを相談しました。
川内村は原発から30km~20km圏内であるために、緊急時避難準備区域に指定され、避難を余儀なくされました。10月に村の大部分が避難区域から解除となり、人口2000人だった村が現在は300人が一箇所に集中して生活しているとのことでした。
線量は、原発から南西に位置しているためか、自然放射線レベルであり、避難区域の指定が円形であったために、過剰に避難を強いられた感覚を村民に与えているのではないかと思いました。
除染は公的な施設に関しては進められており、残すは民間の施設とのことでした。これが完了するのは来年の春先になるということで、その後から戻ってくる村民のためにも、半壊家屋などの家財の整理を手伝ってほしいとのことでした。
商工会長さん曰く、「ここで子育てができることが最終的な目標。」というほかの地域では当たり前のことを目標にしなければならない現状がここにはあるということでした。
川内村は、震災前には「水サミット」が計画されており、上水道施設のない自治体、すなわち地下水資源が豊富な土地であることが売りでした。ところが、震災後の原発事故のために、避難区域に指定され、その活動もストップとなったとのことでした。
今後に望むこととしては、生活するための商業施設(スーパーやコンビニ)が無く不便であることを解消したいということや、一人暮らしのお年寄りの家のお掃除、定期的な巡回サポート(対話や健康相談など)があげられるとのこと。
ひきつづき川内村に対してはできることを考えていきたいと思います。
とれたて有機野菜!
有機野菜農家の佐藤さんはホワイトボードに今倉庫にあるものと明日の朝収穫予定のものをリストアップしていただき、欲しい人はその横に名前と野菜を書いて注文させてもらいました。
男性陣が話し合い(酒盛り?)を続けていた頃、女性陣は明日のイベント用の炊き出し材料の下ごしらえを始めてました。
里芋2時間、ねぎ3時間と600人分の材料の一部を今のうちにそろえておかないと明日のお昼には間に合いません。しかも大根や追加の里芋は明日の作業になってしまいます。作業は深夜までに及びました。
翌朝7時くらいです。朝ごはんは昨夜の鍋の残りと、とろろ芋と生たまごです。たまごは、佐藤さんのお宅に放し飼いで飼育しているにわとりのたまごです。自然の恵みをいただき一日の活力とします。ごはんも炊きたてでおいしかったです。お野菜も新鮮で最高でした。
昨日ホワイトボードで注文したお野菜を今朝収穫していただきました。
利用させていただいた離れを明るくなってから改めて撮影させていただきました。
佐藤さんありがとうございました!!
そして、メンバーはイベント会場へ向かい、一方、自分を含めた4人だけは、佐藤さんに農場をご案内いただくため、班行動させていただきました。
大根!
芽キャベツ
紅葉もキレイでした。
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