2012年7月22日日曜日

人間力大賞の選考会に参加しました!






公益社団法人 日本青年会議所(JCI)が主催の『人間力大賞2012』の最終選考会がパシフィコ横浜で開催され、FKPとのコラボ企画でおなじみの折り紙オリィこと、吉藤 健太朗氏がファイナリストにノミネートされたということで応援にかけつけました。

http://www.ningenryokutaisyo.jp/



天候はあいにくの曇り空でしたが気温としてはすごしやすく、
みなとみらい駅の広場ではダンスイベントで人がごったがえしてました。

人間力大賞とは1989年から続く「青年版国民栄誉賞」として積極果敢に活動・挑戦している人間力あふれる若者に与えられる賞であり、歴代の受賞者にはフィギュアスケートの伊藤みどりさんや宇宙飛行士の向井千秋さんなど、錚々たる顔ぶれです。

会場に入場していただいたパンフレットにおどろきました。
なんとFKPと活動をともにした高木 優美氏がいわき青年会議所による推薦で、特別賞を受賞していたことを知りました。


FKPの活動では高木さんには大変お世話になっており、会場でこのことを知ったときには驚きを隠せませんでした。

高木さん!おめでとうございます!!

ほかの受賞者の紹介文を見ても、みなさん心ある活動をされているのだなとひしひしと感じ、この最終選考会に残ったファイナリストのプレゼンテーションが楽しみになりました。



宮島  徹也さん【推薦: 金 沢青年会議所(石 川)】



宮島さんはパラリンピック 車椅子バスケの日本代表ということで本人はオーストラリアに遠征中ということで代理の方から発表でした。
中学生のときに靭帯断裂、足切断という絶望に見舞われ、その後日本代表を目指すという夢を持つまでの苦悩は計り知れません。
そして北京オリンピックで見事代表になることができ、そして今年のロンドンオリンピックの代表にも選考されるまでにされた努力はとても表現できないものであったと発表から伝わりました。写真の中でも成長される体つきと合わせて、目の輝きが増していったのが読み取れました。




倉本  陽子さん【推薦:相模原青年会議所(神奈川)】




倉本さんはフィリピンで貧困の子どもたち救済施設を運営されているということで、生活の拠点を海外に移した活動をされているということでした。教育の大切さを啓蒙する活動は日本国内においても骨が折れる作業と聞いたことがあります。それを海外で行うことは並大抵の苦労ではないと感じます。また活動において教育の大切さを学んだ現地の方が次の世代に伝えるというサイクルを生み出すこの活動はとても高い評価を得られることでしょう。発表の内容もすばらしく胸を打たれました。写真の中の笑顔が活動の成功を物語っていると感じました。

伊藤  文弥さん【推薦: つくば青年会議所(茨 城)】


伊藤さんは障害を持っている方でも生きがいを持って生きていける社会を目指して、農場を運営しているということでした。

農場はその目的がとてもシンプルであり、その方法はものすごく工夫にあふれているものでした。
http://www.gokigenfarm.org/

プレゼン内容がとても充実しており、広く知ってほしいという思いが込められた良い発表でした。

鈴木  一也さん【推薦:茅ヶ崎青年会議所(神奈川)】


鈴木さんは当日、三陸の海開きイベントのために代理の方の発表でした。ビデオメッセージや台湾泳断(泳いで横断すること)の紹介でした。

パネリストから質問で「活動の原点はなんですか?」との問いに「ミュージシャンの方が歌うことで支援になるのと同じで、彼にできることは泳ぐことでした。」との回答に感銘しました。このまっすぐで純粋な取り組みに胸が打たれました。

進藤  美生さん【推薦: 東 京青年会議所(東 京)】


進藤さんは、トルコ、ネパール、中国、ハイチ、ケニアとさまざまな国を支援しており、特に学校建設に尽力された活動を発表されました。パネリストからの問いに「わたしひとりの力ではとてもなしえないことでした」と言っていて、さらに「きっかけはなんでしょうか」の問いには「いろいろは人にわたしがきっかけになってほしい。その思いで活動しています。わたし自身を動かすきっかけはわかりません。」と献身的な思いが前提にあるすばらしい活動をされていると思いました。


ここで5分間の休憩をはさみ、協賛企業が紹介されました。
前半の方たちの発表だけでとても充実しており、さすが人間力が高いなと言わざるをえません。後半の方たちの発表も楽しみです。


南雲  明彦さん【推薦:小田原青年会議所(神奈川)】


南雲さんはご本人が発達障がいの LD(学習障がい) のディスレクシア (読字障がい)ということで、日本人の4.5%が持つこの障がいの克服に取り組む方でした。活動を通じて障がいの有無に関係なく、「それぞれが悲しみを背負い、それぞれが喜びを生み出している」のは、同じ人間である以上、何も変わりはしないということを伝えていくため、年に300本の講演を行っているとのことでした。見た目からわからない障がいに、誤解も生まれるようで、南雲さんが障がい者とその周囲の方の間に入ることで取り除ける障壁があるのではと活動されているということでした。ご自身も両親への誤解を解くことがでい、ご両親もご活躍をたいへん喜んでおられるとのことでした。

中村  俊裕さん【推薦: 京 都青年会議所(京 都)】


中村さんが所属するコペルニクは企業や大学、寄付支援者、現地NGO・団体をつなげる支援活動を行っているそうで、ソーラーライトや浄水器などを届ける支援を行っているとのことでした。
活動エリアも広く、東ティモール、インドネシア、シエラレオネ、ニューヨーク、ジュネーブと多岐に渡ります。
オンラインのテクノロジーでできる支援もこういう形になるまでの苦労はいろいろとあったと思います。

応援したいです。


多田  恭平さん【推薦: 高 松青年会議所(香 川)】



多田さんは四国の文化であるお遍路さんにまつわるお土産「杖のあと」の製作販売を通じて、障がい者施設を支援している方でした。ご本人も障がいを持ちながら支援側にまわるというのは想像しがたい努力の賜物なのだと思います。
FKPでも障がい者の社会復帰を手がけるNPO法人「あさがお」さんとのかかわりが深く、発表の中では共感を得る内容もありました。ものすごく応援したいです。


吉藤 健太朗さん【推薦: 奈 良青年会議所(奈 良)】


ついに登場です!われらが吉藤氏!
スライドの内容も以前FKPの活動で発表した内容と同じ物ですが、今回人間力大賞主催側からフォーマットの指定があり、今回の大賞向けに新たに書き起こしたものです。ここまで内部事情に詳しいのは訳がありまして、筆者ふじけんが吉藤氏の近所ということもあり、大賞の前夜にプレゼンの練習におつきあいしたのでした。今後もFKPでは吉藤氏を全面バックアップし、活動をともにすることで日本を元気に!東北を元気にすることを宣言します!


学生起業家選手権で優秀賞をとった実力はだてじゃありません。流暢な発表は会場をコントロールしていました。
オリヒメもおどりますが吉藤氏も踊ります。壇上を所狭しと動いて見せてオリヒメに注目を集めるテクニックは身内でも気がつかないくらいです。


資料を説明する上で会場から「ほう!」と声が揃ったのはプレゼンが会場を動かしている証拠です。質疑応答の際に、パネリストから「オリヒメは声も出せるの?」という問いに待ってましたといわんばかりの笑みで「聞きたいですよね。」と返す余裕もありました。

かくして、われらが吉藤氏は見事にプレゼンをやりきり、FKPとしても鼻が高い思いでした。


佐治  麻希さん【推薦: 静 岡青年会議所(静 岡)】




佐治さんはおじいさんの作った紙芝居の枠に、ご自身が小学生のときに作成した「さだ子と千羽鶴」という作品で、全国をまわっている活動を行っているとのことでした。この作品は広島原爆の悲惨さを伝えて平和の大切さ、命のたいせつさを伝えるものでした。その話し方はとても多くの対話と慈善の心が詰まったやさしさあふれるものでした。


ファイナリスト10名の方はどの方もすばらしい心の持ち主で、体験に基づいた活動ということもあり会場を興奮させました。

また最後に総評として人間力大賞の審査委員長の熱いお言葉をいただきました。


Video streaming by Ustream


人間力大賞、とてもいいイベントに参加できました。

グランプリの発表は2ヵ月後まで持ち越しとなります。

9月28日!今から楽しみでなりません!!

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